先代社長が残した魅力ある陳列方法は残すことに決めた大原孝治はドンキホーテの社長を務めています。実際に多くのお客様から、手書きのポップや驚くほど安いと記された看板こそが、ドンキホーテの代名詞のようなものだと高い評価を得ているからです。大原孝治氏は、良いものは残して、改善すべき点は思い切った行動をとることが大事だと考えています。広告方法などはそのまま残しており、改善すべき部分として電子マネーを導入し、官民一体となったプロジェクトを立ち上げることを提案中です。日本は災害が多い国ですから、それぞれが防災グッズを自宅に保管することは大事です。しかし一時的には防災グッズを使って凌ぐことができても、長期的な復興を考えたときには、国や地方自治に頼るのではなく、民間企業も協力していかなければなりません。いざというときに、協力がスムーズに行えるように、普段からお客様との交流が欠かせません。そこでまずは熱中症予防を行うように広報する役目をドンキホーテが担ってみたらどうかと考え、国と協力して活動を開始しています。まだ始まったばかりのプロジェクトだということもあり、改善点は沢山あります。
しかし今のうちから災害時の協力体制を整える一貫として、協力をしておけば意思疎通がスムーズになることが考えられます。大原孝治氏は、今までの経営戦略を守りつつ、さらに開かれた小売業者として飛躍したいと考えています。